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画像診断部

 当院の画像診断部は放射線科医2名、診療放射線技師7名、臨床検査技師1名、事務員1名の計11名のスタッフで構成されています。
 主な検査内容は以下の通りです。
  ○胸部、骨等の一般撮影
  ○胃透視、注腸等のⅩ線透視
  ○Ⅹ線CT
  ○MRI
  ○血管造影
  ○骨密度測定
  ○超音波
 Ⅹ線CT、MRI等は検査予約が必要ですが、緊急の場合は随時検査を行っています。
 撮影した画像は放射線科専門医がすぐに読影し、レポートを作成して主治医に報告しています。さらに休日や夜間に緊急で読影が必要な時も、放射線科専門医に連絡すれば遠隔読影で対応するようになっています。また近隣の医療機関からの検査も随時受付けており、なるべく患者さんの都合に合わせるように努力しています。
 画像診断部では検査を受けられる患者さんにとって、Ⅹ線による被ばくを抑え質の高い検査を行うことを目標に、白石共立病院の信条である「人間愛」をもとに、患者さんの目線に立って安心で信頼できる画像診断部であるようにスタッフ一同日々努力しています。

画像診断検査の紹介

X線CT検査

CTとは(Computed Tomography:コンピューター断層撮影)の略称で、X線を利用して人体の主に輪切り(横断像)の画像を得る検査です。 
造影剤(写真に写る薬)を使用することにより、血管や病変などを明瞭に抽出することが可能です。
さらにCTは画像データから様々な断面像や3D画像を作成することができ、身体の内部を詳しく調べることができます。
当院は64列のマルチスライスCTですが、Ⅹ線による被曝線量を抑えて、頭部、胸部、腹部はもとより、心臓、下肢血管や肩関節、腰椎等の整形領域のCT検査も行っています。

MRI検査

MRI検査(MRI=MagneticResonanceImaging:磁気共鳴画像診断装置)とは、強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。
全身を検査することができますが、特に脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。
当院では急性期の脳梗塞を発見できるように、24時間検査の対応をしています。

血管造影検査

血管造影検査(Angiography)とは、血管内にカテーテルと呼ばれる細い管を血管に挿入し、その管から造影剤を注入して血管だけを写す検査です。挿入したカテーテルの先端を目的部位まで進めていき、そこで造影剤を注入し、そこから先の血管を写し出し観察します。
近年では撮影装置や画像処理機器、カテーテルの開発により、検査と平行して治療も行えるようになりました。カテーテルを使って狭くなった血管を拡げたり、腫瘍を栄養している血管に抗がん剤などの薬剤を注入したり、脳動脈瘤の場合は、金属製のコイルを動脈瘤の中に詰めてしまい破裂を防ぐという治療も行われています。
当院では、心臓を栄養する冠動脈の狭くなったところを広げる経皮的冠動脈ステント留置術や、肝細胞癌の栄養血管である肝動脈を塞栓物質により遮断して治療する経皮的肝動脈塞栓術、透析シャント血管形成術等が行われています。
このように手術を行わず、低侵襲に様々な検査、治療が行われています。

骨密度検査

当院では、骨密度検査においてDXA(dual-energy X-ray absorptiometry)法を用いています。
様々な骨量測定法がありますが、現時点では腰椎のDXA法が最も信頼の高い骨量測定法であり、骨粗鬆症診断基準(2011年版)でもDXA法(デキサ法)を用いて計測することが推奨されています
骨粗鬆症は骨の強度が低下し、骨折の 危険性が高くなる病気です。 一般に骨の強度は骨量あるいは骨密度が70%、骨質が30%影響すると言われています。したがって、骨の強度の重要な要因である骨量を測定することで骨粗鬆症の診断や骨折危険性の評価が可能となります。
 
 
 
 
 
 
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